終活に「かたり場」を

先日12月17日水曜日、ふれあい会館にて終活セミナーを開催しました。男女半々の計8名の方にお越しいただきました。
ただ今回は、いつものセミナーとひと味もふた味も違うセミナーとなりました。

参加者同士の対話をメインに

参加者のみなさまに思い思いに語っていただく座談会「かたり場」という形式をとりました。
机をロの字型に並べ、講師の私も参加者の皆さまの一員として対話するというものです。
思い思いに語り合うことでご自分のこの一年の終活をふりかえったり、他の参加者の方の経験談を聞くことで背中を押されるきっかけとなってほしいという思いで開催に踏みきりました。

話題が途切れることはなく

初めに切り出されたのは、96歳の方でした。
これまで歩んでこられた人生をふりかえり、お墓じまいや家の売却、遺産整理といった終活の体験談をその時その時のご自分の思いを交えながらお話してくださいました。
そのお話を踏まえて、議論はサービスつきシニアセンターの話題へと移ってゆきました。現在ご自分やご家族が入居されている施設についての情報や、ご自分に合う施設の見つけ方等話題はどんどん広がり、参加者の方のお話に対して別の参加者の方が質問される場面も多々ありました。
みなさまがつい前のめりになってしまわれるほど、発言が途切れることのない白熱し活気あふれる雰囲気のなか、会は進行していきました。

「一時間では足りない」

「かたり場」は10時から11時までの一時間を予定していましたが、予定時間を過ぎても話題が尽きることはなく、さらに15分ほどみなさんの発言が飛び交いました。
その場でいただいたご意見でも、参加者のみなさまにご協力をお願いしたアンケートの結果でもよく目立ったのは、「一時間は短い」「ほかの話題についても聞きたかった」というものでした。
開催時間の見直しが必要かと主催者としての考えを抱える一方、それほどみなさまが積極的に対話をしてくださっていたということを改めて実感しました。
また今回のような座談会では「結論を出す」ことは目的にしていません。それは私たちが参加者のみなさまに対して、正しい選択をしなければならないという思いを持つのではなく、他の方のお話を聞くことで選択肢を広げたり不安を和らげたりしていただきたいと考えているからです。
ただみなさまのお話を聞いて特に印象に残る言葉、やはり大切だと感じる事がありました。

意思決定するときは

それが「何事に対しても、人は値段や名前だけ見てその内情をよく知らずに意思決定してしまいがち」ということです。
終活においては、様々な場面で「自分に一番合う選択肢はどれか」を考え決断することが求められます。
そうしたときに、後悔しない決断ができるか。それが要になります。
だからこそいろいろな情報を集め、心中を話せる人に相談していただきたいのです。
「なにから始めればよいか」「誰に相談すればよいか」そんな迷いや不安が芽生えてしまうからこそ、とっとり終活ホットラインを活用していただきたいのです。

とっとり終活ホットラインでは、毎月のセミナー開催だけでなく、お電話やお問い合わせフォームでの無料相談をいつでも受け付けています。
ほんの少しの疑問や不安も、一緒に解消していきませんか。