これからのお墓、どうしますか?

先月30日、鳥取市立津ノ井公民館にて「知って安心 終活の壁」セミナーを行いました。
今回は地区限定の津ノ井公民館で10人限定のセミナーで知り合い同士の参加者も多く、意見が自由に出せる雰囲気でした。

セミナー後、参加者の皆さんに終活で関心のある項目を伺ったところ、「お葬式とお墓」に興味があるというご意見が多数みられました。

お墓の管理者の減少傾向、お墓の数を整理する墓地管理、お墓じまいなど身近な話がたくさん出ました。

墓地整備

墓地の整備は、これまでは、ご先祖をその地で祀り続けることが当たり前とされていました。
最近は子供が県外在住、県内の祀り手の高齢化・減少。このような背景で墓地整備の必要性に迫られてきました。
お墓を守り続けていく一つの方法に墓地整備が考えられます。

具体的には、
1.墓地が点在している場合、一か所にまとめる。
2.お墓の数が多い場合、一つの先祖墓にまとめる。
3.墓地の立地条件が悪い(例:傾斜地の上にある、参道が坂道・ぬかるみやすい)場合、立地条件の良い場所に移転する。
などが挙げられます。

遷墓

ご家族とお墓が離れたところにある、ご家族がご高齢のためにお墓参りが難しい、などが理由により、どうしても以前のようにお墓との向き合い方を続けていく事が難しくなっています。
そんな現代に登場したのが、ご家族のそばで見守り続ける室内に置ける小さなお墓、「遷墓」です。


新しい祀り方

時代の変化に伴って、ご先祖やご家族を祀るかたちはどんどん変化していきます。
これは人生の過渡期において、ご先祖やお墓に対する価値観や、ご家族の生活、お墓と人との結びつきが少しづつ変わり、多様化しているからです。

「人生100年時代」と謳われるこの時代、ご自分の生き方を深め、ご家族と過ごす時間は長くなっていきます。この大切な時間は、時が流れるにつれ、さらにかけがえのないものになっていくでしょう。
人生の集大成ともいえるお墓は、ご本人の生きた証としてその生きざまを後世に伝え、ご家族に寄り添い続けるものです。
ご本人やご家族にぴったりの「お墓のかたち」を、一緒に考えていきませんか。