「人生100年時代」は空想か(令和7年度6月12日セミナー)

なぜ今、「生き生き終活」なのか

すでに「人生100年時代」、あなたは計画できていますか?

人生100年時代と言われるようになってから久しいですが、日本人の平均寿命は2024年で男性81才、女性84才となっています。
現在より100年前の1924年、日本人の平均寿命は男性42才、女性43才でした。
このようなことからも、人生100年時代はまさに他人事でなく自分事です。
そしてこのような高齢化社会でありながら、それをささえる環境は出生率が2024年には1.1人という少子化、核家族化の状況にあります。
自分で自分を守り、自主的な対応が必要な時代かと思われます。

人生100年時代

終活当事者の老人会で、なにを話すか

実は先日、立川地区の老人会「東光会」より、終活に関する講演をしてほしいという、積極的な依頼がありました。そこでおこなったのが、「終活は『死に支度』より『楽しい老後』」と題して終活セミナーです。80代という終活当事者の方が多く、さらに9元県庁次長や小学校校長といった経験豊富な方ばかりです。
しかし私自身もお墓の仕事やお寺さまとの付き合いを通して、お客さまが抱える終活のさまざまな悩みを身近で見てきました。
これは一般の方ではなかなか経験できないものだと考えています。
その経験をもとに、私も参加者もお互いが「終活」を学ぶ、という位置付けのもと、セミナーに臨みました。
参加者だれしも、終活はまさに自分事です。そこで今回は、その主な4要素(①健康、介護、医療 ②お金(老後資金) ③相続 ④葬儀、お墓) について話しました。

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普段とすこし違うセミナー

今回は男性7名、女性9名の計16名で、大体80才前後の方が多かったです。
このセミナーは普段と少し違った形式にしてみました。これまでは参加者は全員前を向いた状態で座り、講師である私がその前に立ってスライドを指しながら話すとういう、いわば”授業形式”をとっていました。しかし今回は私も参加者もロの字型に座り、すべての人が互いに顔を合わせられるように机を配置しました。
こうすることで、講演中も質疑応答の際も、参加者が自由で開放感溢れる雰囲気のなかで進められたように感じています。
このような”対話形式”の長所を生かし、講師・参加者共に有意義なセミナーにすることができました。
参加者の方からも、このような感想をいただいています。

参加者の方

100年生きるなら楽しい老後に、ということで相続や葬儀など“終活”でイメージ

しやすいものに加え、健康など包括的な内容のお話をしていただき、大変学びの

多い会でした。またしっかりと情報を集めて選択することは施設や永代供養に限らず

とても大切なことだと感じました。意識して日々を送っていきたいと思います。

お互いに自分自身の終活に取り組み、自分らしく「生き生き終活」実現へのさらなる原動力となったセミナーでした。
参加者のみなさまや私自身の3年後、5年後、いや10年後20年後が楽しみです。

とっとり終活ホットラインでは、毎月のセミナー開催だけでなく、お電話やお問い合わせフォームでの無料相談をいつでも受け付けています。
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